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わたんぼの準備



5月のわたんぼは毎年、織り機作りをしている

木枠に釘を打ち付けただけの織り機から始まり

2期から登場したのは竹の筬綜絖

3期4期は縦糸を巻き取れるようになり長い布が織れるようになった

そして、今年の5期は原始機を作ることにした

綜絖は糸にして、筬はもちろん竹、木の枝を加工したり、杼も木の板を削って作る


月一回の限られた時間の中でどこまで手づくりができるか、、、

毎年試行錯誤しながら準備している


参加してくれる人の中には、

カッターで木を削ることやインパクトを使うことが初めての方もいてるし、木工が得意の方もいてる

みんなが、難しすぎず、簡単で退屈しない程度の内容にしようと心がけている


1期のときは、釘を打つ強さがきちんと伝えきれず、深く打ちすぎて木が割れてしまったり、

まっすぐのこぎりで木を切ることが出来ずに木枠が斜めになってしまったりした


3期の織り機作りでは

釘やネジを使わず、ノミで木を削って木枠を使わないときは外せるようにデザインしたのだけど

工程が難しすぎて、全員が四苦八苦してしまい、完成までたどり着くのに数日かかってしまった


毎年、完成までには色んなドラマがあり、苦労があるけれど

自分で作った織り機は不格好でも世界で一つのかわいい子になる

そりゃ、織り機を買ったほうがきちんとした布が織れるだろう

でも、自分で作ることもできるということをわたんぼでは体験してもらいたい

だから、わたんぼでは織り機も手づくりする



手づくりを体験してもらうためのわたんぼの準備は結構大変で

毎年、織り機作りの準備に一番手間がかかっている


まずは

半年ほどかけて織り機のデザインを考える

そして考えたものの試作を作ってみて、みんなが同じように時間内に作れるか考えてみる

何回か作ってみて実際に布を織り、よし!今年の織り機はこれ!と決まったら

枝や木の板を手に入れて人数分に切り分けたり、難しそうなところは予め削っておいたり

材料の用意をして5月のわたんぼ準備の完了


この苦労は決して日の当たることではないけれど

でも、この隠れた手間や作業が結構楽しくて好きなのだ

多分、この工程ではみんなのため息が聞こえてくるだろうな、、、とか

カッターで木を削るのが苦手だった〇〇さんは、意外とこの工程は好きだろうな、、、とか

完成して布を織り始めたらみんなの嬉しい顔が見れるかな?

なんて、いろいろ妄想しながら準備する


ほんまあんたは変わってるなあとよく言われるけれど

かなりの変態だと自分でも思う


来年は

木の枝を山へ採取しに行くことや、竹を割ったり、廃材を集めに行くことなどの

今、私が準備していることも、わたんぼでしたいと思ってる


みんなと材料全てを一から手づくりできたらいいな


わたんぼは毎年進化している


私の妄想が止まらない限り、、、



↑今年の試作織り機で織った布









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