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​けせら暮らしの日々 


けせら工房の活動をしはじめて約10年

やっと、やっと、自分の拠点となる場所が見つかりました

丹波篠山市福住

そこは昔、宿場町として、鉄道の終点駅として栄えていました

園部駅まで繋がる予定だった路線も廃止になり駅もなくなり、お店もなくなって行きましたが

今、また、福住に活気が戻ってきています

ホテルや民泊、ゲストハウス、カフェ、お好み焼き屋さん、ものづくりの方々、、、

この数年でお店も移住者も増えてきました

私もまた、11月から福住に引っ越し、お店もOPENすることになり

福住宿場町の活気に少しでも力になれるよう、根っこを伸ばしていこうと思っています


OPENの日は

令和1年11月11日11時11分11秒

記念日や誕生日が覚えられない私にぴったりの日です

ただ、覚えやすい日として設定したのですが

お友達が、「11」という数字はエンジェルの数字で

天使が悪いものを持っていってくれる数字だよ!と教えてくれました

おお!それは、うれしい!

後付けだけど、このOPENの日は

「悪いことを天使に持っていってもらう日」として

来てくれた人も、来れない人も、みんなでカウントダウンしたいなー


この時間に心の黒いものをかき集めて解き放とう!


占いやスピリチュアルなことはよくわからないけれど

良いことは素直に喜ぼう!

直感が大事なのだ!


カウントダウンのあとは

11日、14、15、16日の4日間、ずっと茜を焚いています

茜色に染めたいものを持ってきて、一緒に染めませんか?

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茜染workshop

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日時 11月11、14、15、16日 10:00〜14:00

参加費 1500円 + 染めるものの重さ10円/g 

※綿、麻、絹、リネンの天然素材(ウールは染めれません)

※シルクの腹巻、靴下や手ぬぐいをお店でも購入して頂けます(500円〜)

※予約はなしでオッケーです

大体2時間程度で染めることができます

好きな時間にお越しください

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みなさまのお越しを笑顔でお待ちしています!


〒669−2513 丹波篠山市福住308 




  • 2019年6月16日

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2019年 6月16日 にちようび くもり


今日、2ヶ月ぶりくらいに我が家の藍の手入れをした


昨年9月に建てたこの藍は

冬の寒い日も休むことなくたくさんの藍色を出してくれた


そろそろお休みしようと

3月はじめに眠りについた


それから今日まで

お手入れも温めることも染めることもなくお休みしてもらっていた


pH10を下回ると腐ると言われる藍液

眠ったとき10下回っていたので

大丈夫かな?と少し不安だったけど

ブヨブヨに張った膜を取り除き試しにティッシュを液に浸してみた



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すごい!


きれいな藍色が出た


pHは9,24


元気に生きていた


よかった


ありがとう


オーダーしていただいているTシャツの下染めを

軽くさせてもらって


丁寧に撹拌して

ゆっくりゆっくりありがとうを込めた



初めて建てたこの藍は


本やネットで得た知識を実践する

くらいの想いで建てはじめていたのだけど


毎日、調子をみていると

何を求めているのか

何と向き合わないといけないのか

私にずっと問いかけてきた


それに答えるべく自分に問いかけているうちに

香りや液の色、染めたとき立つ泡の色や、表面の膜、

染めた布を液から出し、空気に触れたときに移りゆく色

そんな毎日変わる藍の表情から

知識だけじゃなく肌で感じないと

藍からの問いかけに答えることはできないことがわかってきた


季節を肌で感じ

土に触れ、植物の表情を見る自然農と同じ


大さんが能勢でお野菜を育ていたとき

畑から帰ってきては肌で感じたことを私に話してくれた

自然と会話しているんだろうなと思っていた


ここに空気を入れてあげるとこの土壌が、野菜が、息をすることができる

水も流れ、風も流れ、微生物たちも喜ぶ

生えてくる雑草にも役割があり、その土地のため役目を終えると

次に生えてくる雑草に譲って消えていく


私は藍を手入れしているとき

大さんの畑からのお土産話を思い出すことが多かった


藍建ても自然農と同じ感覚なんだろうな


灰汁をあげること

貝灰をあげること

ゆっくり撹拌してあげること

色をいただくこと、、、、


pHが下がったから、色がでなくなったから

じゃなくて

藍と微生物と会話しないと

ずーっと色あせない藍色をいただくことはできない


真実は

私が染めた藍色が100年も200年もずっと先に

残っているのかで現れるのだろうな


私は今どれだけ藍と会話できているかな


一生、問い続けることになりそうです



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長野県へ行く仕事ができたので、どうせなら家族全員で行こうと

先日、2泊で長野県松本市へ行ってきた


考えてみると

長男が生まれてから一度も家族水入らずで旅行へ行ったことがなかった

毎日、夫も私も仕事ばかりで

家族で1日ゆっくり過ごすことなんて数ヶ月で半日くらいで

最近は精神的にもどよ~んとしたことが多く休みの日でも疲れてしまって

子ども孝行ができていなかった


現実逃避も今の私達には必要だろうと

思い切って家族で行くことにしてよかった


とは言っても仕事が一番メインなので

正確には旅行とは言えないのだけれど

のびのび日常を忘れ子ども達と過ごせただけで

幸せな時間だった



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子ども達も楽しんだようで次男は終始ごきげんだし

乗鞍高原へ立ち寄ったとき

長男は念願の一眼レフカメラで写真を撮ってご満悦だった


デジタルカメラなのでシャッターを押すだけで簡単に撮れる

子どもにはもってこいのカメラ


自動で適正露出にしてくれるしピントも合わしてくれるので

手軽にきれいな写真を撮るにはとてもいいけれど

やっぱりマニュアルのフィルムカメラが好きだと

今回、両方のカメラを使ってみて私は再確認した


長男の写真は親ばかだけれど

初めてにしてはとても良く撮れていると思う


乗鞍高原のハイキングコースへ行ったときの写真

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私はいつも撮る方だから家族ととってほしいと言ったら

たくさん撮ってくれた


一枚一枚、何を写したいか決めてから撮っていたらしい

上の写真は私のうしろにあるピンク色の花とおっかーを撮りたかったらしい


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この写真は小川と家族


私はプロじゃないしとやかく言えるほど写真のこと知らないけど

長男の撮る写真、好きか嫌いかで言えば好き


アングルも良く見せようとした感じがないし

はい!チーズ!なんて掛け声もかけずにバンバンいつの間にか撮ってくれるので

写真が苦手な私にとってはとても楽で

専属カメラマンに抜擢しようかと思っている


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これはアルプスと草原と家族

どうやら中央に目的の被写体をもってくるのが好みらしい


人ばかり撮っていたわけではなく

景色も撮っていたのだが、最後にすてきな山の住民も撮ることができた


乗鞍高原のハイキングコースも終わりに差し掛かったとき

次男が「ちょうちょ(鳥のこと)、おる!」と茂みを指差し、騒ぎ始めた

こんな所に??

と見るとキジの夫婦がてくてく歩いていた


田舎に暮らしていたらキジなんてよく見るし

そんなに珍しくはないけれど

アルプスで見るキジは松岡家全員を興奮させた


いつもより綺麗に見えて

いつもより可愛く見えて

いつもより神々しく見えた


興奮した長男がそんなキジを撮る!と

忍び足で近づいていき、その後ろに次男もついていき

まるでトトロを追いかける「さつきとメイ」みたいに

微妙な距離を保ちつつテクテク歩くキジたちと

完全に見つかっている忍び足のつもりの兄弟のやり取りが数十メートル続き


そして

撮れた写真はこちら

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近くも遠くもない距離のキジの夫婦


かろうじてオスとメスがどちらかわかる距離


いい!


何がいいのか、、、というと、、、


トトロ感がでているところ、かな、、、



息子よ、、、これからも

また良い写真をどんどん撮っておくれ


母は陰ながら応援しています




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